タカタのエアバッグ問題、影落とす海外工場の安全管理

10月 22nd, 2014

米国で2009年5月に起きた死亡事故をきっかけに、世界2位の自動車安全装置メーカー、タカタ(7312.T: 株価, ニュース, レポート) 製エアバッグへの不安が拡大、いまだに連鎖的なリコール(回収・無償修理)が続いている。欠陥の有無については米政府機関が調査に乗り出しているが、ロイ ターの取材によると、当局が対象にしている時期だけでなく、その数年後も同社の製造現場では安全性を脅かしかねない複数の問題が起きていた。

同社製エアバッグによる重大事故や大量リコールを受け、米高速道路交通安全局(NHTSA)は今年6月、基幹部品で あるインフレーター(エアバッグを膨張させるガス発生装置)に何らかの問題があったかどうかなどを中心に原因の究明に着手した。調査対象となっているのは 2000年から2007年に製造された製品で、過去の事故ではエアバッグの膨張時に金属片が車内に飛散し、運転者の死亡やけがを引き起こした。

しかし、ロイターが入手したタカタのエンジニアリング資料、社内プレゼンテーションやメール文書などによると、同社 製品に欠陥が生じる懸念があったのは、その時期だけではなかった。米国向けエアバッグに搭載するインフレーターについては、少なくとも2011年までの 10年間、メキシコにある同社の主力工場で、不十分な溶接や不良品の出荷など、ずさんな安全管理を示す事態が相次いでいた。

<「欠陥」指摘する内部文書>

テキサスからメキシコ国境を越えて車で3時間あまり。同国北部のモンクローバ近郊には、タカタが主として北米市場向 け製品に搭載するインフレータ―のほぼ全量を生産する自社工場がある。この工場では2001年以降、溶接やさびなどの欠陥も含め、製品の不良につながる危 険がある様々な問題が記録されていた。

ロイターが入手した「潜在的な欠陥」と題された内部文書によると、この工場では2001年から2003年の間に少な くとも45件のインフレーター製造上の問題が起きている。2002年には、出荷したインフレーター100万個の中に60から80ほどの欠陥品がみつかっ た。それはタカタが品質管理上の上限としている数量の6倍から8倍にもなる水準だった。

2005年と2006年の間には少なくとも3回、同工場で製造したインフレーターに「リーク(漏れ)」と呼ばれる問 題が見つかり、作業員が解決しようとしていたことが工程記録に残っている。2005年には、米国のエンジニアリングコンサルティング会社「シャイニン」が 溶接の不良があったことを見つけた。ロイターの取材に対し、シャイニン側は顧客あるいは特定の案件について話すことはできないとの立場を示したが、タカタ 製品に関する同社の指摘は文書で残っている。

さらに、同工場から溶接が不十分なインフレーターが誤って出荷されたことも明らかになった。工場の指導役(スーパー バイザー)であるギラルモ・アプド(Guillermo Apud)氏は、2011年3月、一部従業員向けに「欠陥、欠陥、欠陥」と題したスペイン語の メールを送り、「溶接されていない部品は、ひとつの命が失われることを意味する。つまり、ミッションは達成されていない」と強い言葉で指摘した。タカタは この後、溶接の検査手順を厳しくしたという。

 

日経平均は軟調継続、中小型物色の兆しも

10月 16th, 2014

〔株式マーケットアイ〕

 

<11:04>  日経平均は軟調継続、中小型物色の兆しも

 

日経平均は軟調継続。1万4700円半ばで推移している。市場からは「一時400円を超える下げとなったが、ここま ではある程度読めていた部分がある。押し目買いの好機ととらえ、中小型株で下値を拾う動きが始まっている。これが主力株に広がればというところだが、この 地合いからみて指数が大きく戻すということは見込みにくい」(国内証券)との声が出ている。

 

 

<10:08>  日経平均は下げ一服、安値圏で売り買い交錯

 

日経平均は下げ一服、1万4700円台前半で推移している。引き続き調整圧力は強いものの、売られ過ぎの反動から買 い戻しが入っているほか、バリュエーション面での割安感も意識され始めている。市場では「足元の米経済指標が下振れ、世界景気をけん引してきた米景気の腰 折れ懸念も出てきたが、前日の米国市場ではダウ輸送株指数やフィラデルフィア半導体指数など景気に敏感な指数が逆行高している。米株安はエボラ熱の影響が 大きかった可能性もある」(国内証券)との声が出ている。

 

 

<09:26>  大幅反落、4カ月半ぶり安値圏 リスク回避強まる

寄り付きの東京株式市場で日経平均は大幅に反落。節目の1万5000円を割り込み、下落幅は一時前日比390円と なった。5月30日以来、4カ月半ぶりの安値圏で推移している。TOPIXも取引時間中としては4カ月半ぶりに1200ポイントを割り込んだ。全業種が下 落する展開。世界景気の先行き懸念がリスク回避の動きにつながっている。

前日の米国株市場では米経済指標が市場予想を下回ったことなどで、ダウ平均が一時急落。引けにかけて下げ渋る動きが みられたものの、主要3指数はそろって下落となった。またドル/円 も105円後半まで円高方向に振れており、これらの外部要因も嫌気されている。日中は買い手掛かり材料に乏しい中で、日銀によるETF買いや政策期待をも とにした買戻しなどの動きで指数は下げ渋る展開も予想されている。

 

 

<08:34>  寄り前の板状況、主力輸出株など売り優勢

 

市場関係者によると、寄り前の板状況は主力輸出株において、トヨタ自動車 、ホンダ 、キヤノン 、ソニー 、パナソニック がいずれも売り優勢。

指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック も売り優勢となっている。

銀行株は三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナンシャルグループ が売り優勢。みずほフィナンシャルグループ がやや売り優勢となっている。